Amazon Fire (5th gen)を二ヶ月半使ってみて

発売が発表されて、直ぐに予約注文しました。理由は、SoCがQuad-core 1.3 GHz ARM Cortex A7、RAMが1GBなのでそこそこ使えて、他のAmazonのタブレット同様に直ぐにroot権限が取れて、カスタムROMも出てくるだろうと思ったからです。

最近Androidやアプリはかなり肥大化しているので、FireがDual-core、RAMが512MBのような超廉価版仕様だったら、いくら4,980円でも買ってなかったと思います。

Fireを使い始めて二ヶ月以上が経ったので、使用感をまとめてみようと思います。

発売後程なくしてroot化が実現したので、FireOSをちゃんと使ったのは一ヶ月あるかないかです。

まず、AmazonのFireOSはAndroidをベースにしていますが、チューニングは最悪でした。普段タブレットではNexus 7 (2013)を使っているので、Fireの遅さには閉口しました。スペックの割に、何をするのにも待たされる感じがありました。その後Amazonは立て続けにアップデートをリリースしているので、今はもう少しマシになったのかもしれませんが、発売前にそこら辺は調整しておくべきだったのだと思います。多分アメリカのクリスマス商戦の前までに動く形で発表・発売して、同時進行でチューニングをしていったのだと思います。

当たり前ですが、Amazon関係のアプリがてんこ盛りでした。入れすぎだろう…と思えるほど、使うこともないようなアプリがたくさん入ってます。RAMが1GBしかないので、アプリをインストールして楽しんで!というより、アプリもインストールできるけどAmazonのサービスをどんどん使ってね!というスタンスだと思います。

カメラの画質が良くないとか、GPSがないのは残念という意見もあるようですが、個人的にNexus 7 2012/2013どちらでもあまりカメラを使いませんでしたし、外でタブレットのGPSを使ったこともないので、全く気になりません。NFCがあったらちょっと便利だったかもねぇ…とは思いますが、NFCも毎日使うわけではないので、不便は感じません。

液晶に関しては「画質が…」「解像度が…」という不満を持つ方がいるようですが、そこまで気になるレベルではありません。ただ、スクロールをするとスキャンが追いつかず、行が斜めに傾くのが気になりました。これも単にチューニングの悪さです。

8GBの内部ストレージを少ないと見るか、十分と見るかは人によって変わると思います。私はあれもこれもとアプリをインストールしないので、全然空きがあります。アプリをSDカードに移動したりもしてません、遅くなるので。SDカードは128GBのものを使っています。たくさんの音楽を入れて、自炊した電子書籍を入れてますが、128GBあると容量を気にすることはありません。かなり心地良いです。

アプリを数多く入れるとアプリ本体とデータで内部ストレージを消費しますが、RAMも消費します。RAMが2GB程度あれば少し余裕がありますが、RAMが1GB程度の端末にアプリを入れすぎると、RAMの空きが少なくなりバックグラウンドで頻繁にアプリのkillと再読み込みが発生して、全体的にもっさりしたり、通知が遅れて届いたり、バッテリーの消費が早くなります。アプリを入れ過ぎないというのは、快適に使うためのコツです。

今はCM12.1を入れて、普通のAndroidタブレットとして使っています。Fireの使いにくさの部分はこれで全てなくなりました。FireOSの名残の欠片もなく、サクサクしてイライラすることのない、普通のAndroidタブレットです。rootを取ってGappsをきちんと入れてあるので、Play Storeのアブリもインストールできますし、カレンダーや連絡先やブックマークも同期できますし、もちろんAndroidデバイスマネージャーからも認識されます。

ネット上で「root化せずPlay Storeを使えるようにする」という裏ワザと呼ぶほどでもない方法がありますが、この「4つapkを入れるだけの方法」ではGoogleのサービスやPlay Storeのサービスを正常に全て使えません。そのために必要なライブラリーや権限設定ファイルが欠けているからです。限定的なものだと割り切った方がいいでしょう。

Fireのストレージが8GBしかなく、Kindleの電子書籍がSDカードに保存できないとがっかりしている方も多いですが、それもカスタムROMを入れれば解決します。SDカードにextパーティションを作って、int2ext+のようなinit.dスクリプトを入れれば、いくらでもアプリもデータもSDカードに保存できます。Kindleの電子書籍の保存先だけなら、rootを取ってSDカードのextパーティションにフォルダーを作って、シンボリックリンクを貼るだけで解決する話です。

唯一FireOSを消してカスタムROMを入れることによるデメリットがあります。プライム会員でKindleやFireタブレットを持っていると、「Kindleオーナーライブラリー」から毎月一冊本を無料で借りることができます。カスタムROMを入れてしまうとFireは「単なる普通のAndroid端末」になってしまうので、このサービスを使うことができなくなってしまいます。FireOSに入っているストアやKindleアプリやモジュールをコピーして、build.propを弄れば使えるようにできると思いますが、そこまで時間を使って調べて「Kindleオーナーライブラリー」を使いたいわけではないので、私には全く問題ありません。

このFireは、知らない人には値段それなりのちょっと不便なAmazon専用タブレット、知ってる人には値段以上に遊べて使える便利なタブレットだと思います。今のところ、5千円でかなり使えるタブレットが買えた!と喜んでいます。

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