どうスマホを選ぶか?

最近携帯電話をなくして、この際スマホに乗り換えようと思っている友人に、どの機種を選べばいいか尋ねられた。彼はiPhoneも気になっているドコモユーザー。

iPhoneのいい点は、周りにユーザーが多いので、何かと情報が得やすい点。都内でオフィスワークをしている人なら、会社での電波の入りを重視すればいいかもしれなけど、ファッション関連の仕事に就く彼は出張も多く、スタジオなどの室内での仕事や移動も多い。そういう人にはソフトバンクのネットワークは向かないかもしれないと伝えた。

ではドコモのスマホで何を選んだらいいか?私はドコモユーザでもないし、国内メーカーのガラパゴス的な端末にもあまり興味がないので、まずはスペックを比較してみることにした。

出所:kotaブロ

まず、自分への疑問その1:「ガラパゴス機能は必要か?」
お財布、赤外線、ワンセグが必要かどうかを考える。自分の生活に必須であれば、それがない端末は選択肢からはずせばいい。

自分への疑問その2:「充電環境と外出の頻度は?」
会社で勤める人であれば、朝の通勤時にスマホをちょっと使い、お昼にちょっと使い、会社で充電して、夜の帰宅時にちょっと使う、程度だと思う。これくらいの使用であれば、バッテリの容量が1200mAh程度あればしのげると思う。いざとなれば鞄に予備のバッテリを入れておけばいいだけだし。

外に出る機会が多い場合はそうはいかない。メールチェックして、twitterして、電話して、「げっ、もうバッテリがない!」では困る。最近のCPUやOSは以前よりも省電力機能の性能はいいけれど、劇的に使用時間が伸びているわけではない。選択肢としては、予備バッテリを持ち歩いて交換するのが気にならない人は予備バッテリを携帯する、そうでなければ必須な機能を絞ってなるべくバッテリ容量の高いものを選ぶとなると思う。サードパーティから大容量バッテリが発売されているかどうかも、チェックしてみる必要があると思う。ただ、外出が多いので半日でバッテリがなくなるのは困る…という人は、最低でも1500mAhくらいのバッテリが必要だと思った方がいい。

自分への疑問その3:「たくさんアプリを入れたい?」
ドコモのスペックを見ていると、最近は最低でも内蔵メモリは1GBが主流になっているようだ。ただ、この数字だけを見てはいけない。1GBと言っても、システムや一時ファイル(キャッシュ)やユーザーデータに予め使える容量が割り振られている。アプリをインストールしたり、アプリのデータが保存できる容量が1GBということではない。ガラパゴス機能の付いたスマホはシステムが肥大化しているので、おのずとユーザーデータに使える空きが少なくなる。上の表を見る限り日本のメーカーのスマホは、内蔵メモリの空き(正しくは/dataの空き)が300MB以下が多い。SDカードにアプリをインストールできるようになったとはいえ、未だにSDカードに移動できるアプリは多くはない。今後内蔵メモリが大きくなっていく流れだとすると、SDカードに移動できるアプリは下火になっていくと個人的には思う。300MB以下の空きだと、数十個のアプリをインストールして使い始めたらあっというまに容量不足に陥る。電話、メールのチェック、SNSが中心であまりアプリは使わないという人以外は、内蔵メモリの全体の大きさではなく、実際に使える空き容量がいくらあるかをチェックすべき。贅沢を言えば、空き容量は500MB以上あったら現状困ることはないと思う。

自分への疑問その4:「OSのアップデートは気になる?」
iPhoneの場合は、グローバルなモデルなのでガラパゴス的な機能がない半面、全世界で同時にOSのアップデートが行われる。Androidの場合はメーカーごとの対応になる。日本のメーカーが作るガラパゴス機能入りのAndroidフォンはもちろん日本でしか売られていないわけで、GoogleがOSのアップデートをリリースしても、各メーカーはそれに更に独自機能のアップデートを施さなければならないので、タイムラグが生じる。普通はOSのアップデートにより、使い勝手が向上したり、速度が向上したり、バッテリの持ちがよくなったりするが、メーカー独自の機能が多い機種ほどアップデートを開発する時間も長くなる。

常に最新のOSを使いたいと思うなら、なるべくグローバルに販売されているモデルを選んだほうがいい。日本国内のみ販売されているモデルは、メーカーの都合、キャリアの都合でアップデートの有無、タイミングが決まるので気を付ける点だと思う。

自分への疑問その5:「カスタムROMにも興味があり、弄り倒したい?」
こういう人は稀かもしれない。でも私はそいうユーザー層の一人だと思う。スマホは結局のところコンピュータなので、中身を入れ替えることは可能で、知識があれば自分だけのスマホを作り上げることができる。ただ、ここ数年スマホを見ていると、如何に日本のスマホ・ユーザーのレベルが低いかを思い知らされる。カーネルを修正してコンパイルしたり、ドライバやライブラリを書けるような人は他の国に比べるとかなり少ないと思う。ガラパゴス機能付きのAndroidフォンでカスタムROMが作られるようなことはまずないと思う。多分皆無。

スマホを弄り倒したい人は、ガラパゴスな機能はあきらめて、素直にグローバルに販売するHTCやSamsungのスマホを買うべき。その方が長く使えると思う。ただ、HTCを例にとると、HTC製のAndroidフォンなら何でもいいかと言えばそうでもない。二、三か月前に何も考えずに、ヤフオクでWildfireを落札した。Desireに比べると非力だが小さくて結構便利に使っている。後から、「ちょっとお金を出してスペックの高いWildfire Sを買ってもよかったかも…」と思ったが、最近それが間違いであったことに気がついた。先日、何の気なしにXDAのWildfire Sのフォーラムを覗いたら何ら情報がない。小さくてスペックも程よく入門機としては初代Wildfireよりも売れるんじゃないかと思ったが、実際は初代Wildfireの方が圧倒的にユーザー数も多く、情報も多い。気になったのでHTC Chachaのフォーラムを覗いてみるともっと悲惨な状況だった。

結局のところ弄り倒したい場合は、ディープユーザの層が厚い端末を買わなければいけない。恐らく私の思考がそういったディープユーザーに近いため、今まで偶然端末を買っても情報を得るのに困ったことはなかったが、端末によってこれほど情報の偏りがあると言うのには少々驚いた。グローバルモデルを買って弄り倒したい場合は、そのモデルがどれくらい世界で売れたのか、どれくらい情報があるのかをチェックしてから買うべきだと改めて気がついた。

今後もいろいろな端末が出てくると思うので、どうスマホを選べばいいのかというのは時間とともに変わってくると思うけれど、一度まとめて思うと今回思った。

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